経営方針

企業を取り巻く環境は刻一刻と変化しており、製紙業界では活字離れや電子媒体へのシフト等による国内紙需要減少が続いています。丸住製紙では「第1次中期経営計画」、「第2次中期経営計画」を経て、2020年12月より「第3次中期経営計画」をスタートさせました。

2019年に入り、人類存続を脅かす自然環境破壊に対する意識の高まり、新型コロナウイルスによるニューノーマルの到来と、過去からの外挿では予想しえない社会環境の変化に対応するため、「社会環境」と「持続可能」をキーワードに2030年長期経営ビジョン「社会環境に配慮し、持続可能な社会への貢献」を策定いたしました。

長期経営ビジョン

長期経営ビジョン2030 社会環境に配慮し、持続可能な社会への貢献

衛生	国内外に安定供給する事で感染症拡大防止に貢献ペーパータオルトップシェアメーカーとしての地位確立、紙衛生用品の販売拡大
新素材	応用技術の開発と多品種製品開発 CNFの用途・事業拡大
再エネ	石炭からCO2低排出燃料と非化石燃料への転換 CO2排出量削減
研究開発	木質資源の効率的利用技術と環境配慮技術の向上を図る木質素材の新たな活用に向けた研究開発
海外事業	日本品質の操業技術・品質管理技術の精錬と各地域適合による広域な産業発展成長エリアでの生産展開による産業振興

2024年ビジョン 2030年長期経営ビジョンに向けた2024年ビジョン「事業構造の変革」を目指し、新たなる領域へ挑戦いたします。

グラフィック	生産効率の向上と収益力アップ徹底したコストダウンと競争力の強化技術開発による品質の向上事業構造の変革に対応した人財活用
衛生	事業構造の転換によりペーパータオル及びウェットティッシュ事業を展開ペーパータオル設備の新設　ウェットティッシュ製造設備の新設
パッケージ	環境重視の製品ラインナップ拡充販売品種の転換（環境・脱プラに対応したパッケージ用紙及び製品の開発）
ＣＮＦ	独自の開発力で新規製品を具現化パイロットプラントの設置　ＣＮＦの用途開発、拡販
電力	環境に配慮したバイオマス発電の最大活用ＫＰ稼働率向上によるバイオマス発電維持
海外事業	海外製造拠点確保海外メーカーとの資本業務提携
物流	グループ全体の視点から最適な物流体制の構築ホワイト物流の推進モーダルシフトの推進既存事業と新規事業物流の融合による効率化
研究開発	木質素材を有効利用し、新たな用途開発