エネルギー・廃棄物の再利用
機械プラントの運転には多くの電力を要し、また紙を乾燥させるために多量の蒸気を必要とします。そういう中で自家発電設備(電気と蒸気を同時に供給するコジェネレーションシステム)を自社で保有することにより、非常に高いメリットが享受できています。
その燃料として従来から有効利用しているものに、排水工程から出る汚泥(製紙スラッジ)や、化学パルプ工程から排出される廃液(黒液)、RPF、廃タイヤチップなどがあります。
また、廃液については燃焼後の無機成分を化学パルプで使用する薬品にも再生しています。その他、化石燃料で使用している石炭の焼却灰などもセメント原料や路盤改良材等に有効利用しています。
事業活動で排出した廃プラスチックは、最終処分量を削減するとともに有効利用を推進しており、2030年度の有効利用率 目標値:98.4%以上を目指しています。
2021年度の廃プラスチック排出量は2,636トンで、熱回収含む有効利用率は97.1%です。