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新規取組

農業事業

株式会社しこくグリーンファーム

農業分野に新規事業進出

丸住製紙の第1次中期経営計画「新たなる飛躍2017」の基本方針の1つである「新規事業開発と省エネの推進」の中で、戦略課題として掲げられた「植物工場の事業化」が実現!
(株)しこくグリーンファームは平成27年4月に設立され、同年7月より出荷業務を開始しました。

水耕栽培で安心・安全なレタスの周年栽培を行い、サラダ、サンドイッチなどの加工惣菜会社に直接販売、また丸住製紙の経営理念にある「地域社会に貢献し愛される企業」を実現させるべく、雇用機会の提供をはじめ、生産したレタスを地元の四国中央市内のスーパー及び産直市を通じて販売しています。

会社概要

設立 平成27年4月1日
資本金 2,000万円
ハウス面積 4,800平方メートル(フェンロータイプ)
栽培方法 水耕栽培移動ベンチ方式
暖房システム LPガスボイラー
環境制御 ICT制御-室温、湿度、飽差管理
予定出荷株数 1.1百万株/年
栽培水源 地下水
  • 農場ハウス
  • 栽培風景
  • 栽培されたレタス
  • 栽培されたレタス

環境事業

紙の製造過程で発生する「ペーパースラッジ(PS)」は、自家発電設備の燃料として利用されていますが、その燃焼灰は一部有効利用されているものの、多くが産業廃棄物として処理されており、その発生抑制や有効利用は製紙会社の大きな課題となっています。

丸住製紙では経営理念である「地域環境保全に努める企業」を目指し、以下の有効利用製品を開発致しました。

製紙スラッジの焼却灰(PS灰)の有効利用①(インタ-ロッキングブロック)

丸住製紙は、平成23年4月から愛媛大学とPS灰の利用方法について共同研究を行って参りました。その研究から得られた結果をもとに、この度PS灰を利用したインターロッキングブロックの開発に成功しました。

愛媛大学と当社は、PS灰を用いてブロックの配合を調製し、セメントの代替として3分の1配合したPSブロックを製造しました。

このブロックは平成28年1月31日完成した四国中央市と共同で行われた市営駐車場の舗装工事に初めて使用され、以降も令和2年4月1日開館した四国中央市金生公民館をはじめ、多くの公共工事等での舗装に使用されています。

  • 市営駐車場PS灰ブロック設置事業(クリックで拡大)
  • 金生公民館PS灰ブロック設置事業(クリックで拡大)
  • 市営駐車場
  • 金生公民館

製紙スラッジの焼却灰(PS灰)の有効利用②(吸水性泥土改質材)

丸住製紙は自社のPS 灰が優れた吸水性と自硬性を示すことに着目し、PS 焼却灰を分級の上、薬剤と混ぜ合わせ製造することで泥土改質材を開発。これが「吸水性泥土改質材PS パワーソイル」です。エコで低コストな上に、改質効果が得られるまでの期間がセメント系よりも優れており、工期の短縮も見込めます。

また、愛媛県では廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進活動や環境負荷低減に繋がる事業に取り組んでいる県内の企業を対象に、循環型社会づくりの優良モデルとして認定する「愛媛県資源循環優良モデル認定制度」を設けられており、その中で優良リサイクル製品として当社「PSパワーソイル」が認定されました。

カタログ(クリックで拡大)